道の続く先

たまに更新します

逃げ出さずに終わること

先月は診察日。
また診察記録が月を跨いでしまった。
山の上の病院に定期的に通うのはこれが最後。のハズ。主治医とは別の病院で診察を続けるので通院が終わった訳ではないのですが。
とりあえず一区切りという感じです。

 

約10年半続けて来た役割が終わりました。
ふとした偶然で役割を頂き、辞めるタイミングを逃してここまでやってきましたが、めでたく卒業させて頂きました。
何をやっても続かない私が、一つのことを10年続けて円満に終わることができるとは思ってもみませんでした。
ちゃんと終われる素晴らしさ(笑

 

子供の頃には得られなかった安心感や信頼感を、濃い密度で与えて頂いたと思っています。
主治医やワーカーさんやカウンセラーさんなどだけでなく、私の話を聞いて下さった仲間や家族の方々。
沢山の人がいたからこそ役割を全う出来たと思っています。
今は以前のように生活の中で困ることも少なくなり、穏やかな毎日を過ごすことができています。
たとえ問題が起こったとしても、相談して解決方法を考えることができると思えることも、以前とは大きく違うことだと思っています。

 

振り返れば10年。
本当に少しずつ少しずつ変化してきています。
1歩進んで2歩下がるような回復の道の中で、全然回復していない、回復を感じられないと思う日も少なくありませんでした。
今も胸を張って回復しました!とは言えないですが、「人間は変われる」ということは信じられます。
かつては自分以外の人は変われるが、自分は変わることはできないと思っていました。
悪い方向に自分は特別だという意識があったのだと思います。

 

今度は3ヶ月に一度の診察。
次は6月です。