道の続く先

たまに更新します

何度も同じことを繰り返している

先日、相方さんが酔って朝帰りしました。
まぁ、いつものことと言えばいつものことなのですが。

酔って帰宅し寝ながらえずく。電話が鳴っても起きず、終いには寝ゲロ。
洗面器抱えて寝ている相方さんの姿を見て、本気で殺意を覚えました。

そしていつものようにフラッシュバック。
青白い顔をした母親。電話に出ない姉。口だけの継父。
そのどうにも出来ない無力さが、絶望だと気づくまでだいぶ時間がかかりました。

えずきながら寝る相方さんを残し、私は仕事に行きました。
正直に言えば相方さんを一人にするのが不安で、仕事を休もうとも思いました。
「大人だから」「単なる二日酔いだから」と言い聞かせ、仕事は有難いことに忙しくて相方さんを思い出す暇もありませんでした。

ようやく起きたらしい相方さんと帰宅後に話し合いをしました。
できるだけ理性的に、自分の問題(母親とのこと)とは分けて話をしようとしました。
私がどうしたいのかを伝えようとしました。
結果はいつも通り、グチャグチャに泣き喚くことになりました。

たかが酔っ払い。たかが二日酔い。たかが…
もちろん家族が酔って帰ってきても平気な人もいるでしょう。
吐いていても「あー飲み過ぎたのねー」で済む人もいるでしょう。
私はダメだった。
このまま目の前の人が死んでしまうのではないか、という恐怖から抜けられないのです。
トラウマでしかないと頭で分かっていても、心がついていかないのです。
相方さんが死んでしまったら、また私は独りぼっちになってしまう。
いや。相方さんがいないと生きていけないなんて、甘ったるいことは言わないけれど。
それでも独りぼっちになることは嫌なのです。
結局、ただわがままでしかない私の言い分を、相方さんに伝えるだけで精一杯でした。